「古本屋ツアー・イン・ジャパン」では毎頁、どこぞやの古本屋さんを紹介していますが、骨休めにもいいコラムがこの本にはあちこち掲載されていて、ただの古本屋ガイドにあらずなのである。
この本の記念すべきトップバッターは静岡の「時代舎」というお店です。
で、コラムの一番打者のタイトルは荷風の品書き。私も今度、本八幡に行くときは、カツ丼を食べるぞ。永井荷風はカツ丼好きだったらしい。私は丼で一番好きなのは中華の牛バラご飯(丼じゃないか・・)あのあんかけご飯がたまらなく好きで、あぁ、食べたいけど、手軽においてないんだよなあ。古ツアさんのブログって、99%くらい、本のことしか書いてなくて、だからこそ、この本に載ってるプチグルメ情報とかが予想外に面白い。しかもグルメ情報というほど詳細を明記してないのが、いい。これは古本屋の本だからね。じゃ、古本屋はどうかというと、これも店への行き方や店の解剖などはもう、他の人には真似できないくらい詳しいのに、番地やら定休日やらの情報が必ずあるかというとそうでもないとこが、好奇心を煽ってなかなか宜しいのである(笑)