不忍助っ人日記

根津駅で降りてタナカホンヤへ。ここは今年2年目の面白い古本屋だ。スペースが広々としていて、贅沢なわがままを言えばちょっと本が少ないと感じるかもしれない。だが、古本屋に入ったことのない人にはとっても入りやすい古本屋だろう。すっきりとした店内で奥はギャラリースペースになっている。入口が広いのがいい。白い壁で間口の広さが際立っている。
13時まで助っ人なのだ。出店はベテラン3組。Wさん、つぐみ文庫さん、蜻蛉行さん。10時には到着していたが、ちょっと早かったな。
私が一番乗りかと思いきやなんとお客さんがすでにいた。多分開けてもらったのだろう、シャッターがまだ完全には上まで到達していなかった。
11時の開始と同時にWさんの箱に群がる修羅たち・・この3組、開始早々、売れていたようだ。恐るべし。
そして数分後に見知ったあのお方が登場。多分このお方は今日は2周するんやろなと思いながらスタンプ押しに専念。
そして恐ろしいことは更に(笑)なんと11時50分。スタンプラリーのコンプリート者が出た。私がスタンプを押している間に田中さんが慌てて景品
を用意し、お渡しする。聞けば地元のおばちゃんで、チャリで抜け道をするするっと通ってきたとのこと。ううむ恐るべし。
それからもぽつりぽつり達成者が出てくる。
13時ちょいすぎに交代して私もスタンプラリーの旅へと出発。

まずはツバメブックスヘ。あぁ、根津神社へ行こうとする人ごみをかきわけかきわけたどりついたが、ここが一番の渋滞ぶりであった。しかもつばめさんの数メートル前でなぜか古本バザーをしているお店があり、それはいいんだが、つばめさんでやってる一箱古本市より断然、目立ってるではないか(笑)あれぐらいの混雑ぶりだとワゴンに数箱並べていた根津教会方式が良かったかもしれない。
つばめから教会へ行き、お次はコーズドカフェ。助っ人に神崎さんがいて、出店者は善哉さん、幻影文庫、ヨムヨム、ミュウブックスさんとまぁ、ここも豪華。そしてメインストリートに戻って金魚に行ったつもりが何故か、先に喜多の園に着いてしまい、石英書房の娘さんやら旅猫さんにご挨拶して、再び金魚を目指す。そしてまた大通りに戻って往来堂へ。ここまでまだ1冊も買わず。このへんから神崎さんの相方さんを道連れに回ることに。今年の二日目は回りやすいコース設定になっていた。タナカホンヤ側と古書ほうろう側に分かれてまとまっていたのがいい。
コシヅカハムで本の本を激安で売っていた鴉鷺工房からやっと1冊。そして戸野廣のとみきちさんから文庫を1冊。古書ほうろうの均一で1冊が今回のお買い物。最初に調子がでなかったのが最後まで響いた感じで、あぁ、お金がないないと思いながら仕入れしようと思うとこうなるんだよなあ。一番気に入ったのがいいともの台本なんてものまで置いていた「こなつ堂」さん。ここはナンダロウ賞獲得してました。私が本の本を買った鴉鷺工房さんは古ツア賞。古ツアさんはどの箱もクオリティ高いとおっしゃっていて、27日より全体の売上も良かったらしい。そんないい一箱でがっつり仕入れられない私は大バカじゃないか!
いいお天気すぎたせいだろうか、戸野廣劇場の地下で本を見ようとしたら、暗い。こんなに暗かったっけと呟いてしまう。ここ、去年も思ったけど、もうちょっと箱数増やすべきだ。なんか閑散としてんだよね。多分開始直後はとみきち屋に殺到する人たちで熱気むんむんだったんだろうけどさ。地下に潜ってそれでなくても寒々としてんだから熱気が必要だと思うぞ。最後に回った古書ほうろう前はなんだかすっきりとしてて、みかこさんとそうだ、ヒトハコ時報がないからやんという話をした。彼らも就職やらなんやらで忙しくて大人になってしまったんだよねとちょっと一箱的には寂しい結論に(笑)そうだ、水中書店もオープンしたしな。時報の皆様、来年は戻ってきてほしいなぁ。
さてさていつも飲み会というとメニューが少ないんだが、今回の韓国料理屋「モゴモゴ」さんはむしろこんなに多くてええの?という声が出るくらいであった。ただ、春雨の炒め物とチヂミとデザートのオレンジ以外、どれも辛いというのがちょいと厳しかった(笑)最初は美味しくて食べるんだが、後から辛さの襲撃に遭うという・・辛いもの好きにはお勧めです。そうそう、みちくさ市に面白いコンビが出るって聞いたぞ。あの屋号に傑作だわ(笑)
さ、不忍がおわったらみちくさ市がきて、その次はもう飽きるほど言っている川口ですよーーー24日はよろしゅう。