さよならもいわずに

昨日今日と続けて、立教大生がきてくれて、私はめちゃ嬉しい。昨日は版元さんもきてくださり、今度でる新刊のお話。いやあ、楽しみだ。
ネットサーフィンしていて、他のサイトにとぼうとしたら、インターネットにつながってませんと表示がでることがある。今の今までつながってたじゃんかっ!

さよならもいわずに上野顕太郎
エンターブレイン、ビームコミックス
タイトルだけで、ぐいっと手がのびてしまうような作品だ。そして表紙には風景のみだ。作者が前妻を自宅で失った時のことを漫画にしている。こんな痛ましいことをネタにするのかという意見もあるだろう。そう思う人は作者が思いを綴っているページがあるのでそこを読んでから、考えてみてほしい。
彼は表現者であるということ、そして、一人でかかえるよりは誰かにきいてもらいたいという思いがあるということ。それは悲しみが大きければ、大きいほど、そうなのかもしれない。心の振り幅が大きければ大きいほど、伝えたい、聞いてもらいたいという衝動が起きるのではないだろうか。
死ぬ2年前から鬱病に悩まされていた妻のキホ。84ページにキホの顔のアップがあるのだが、この時の顔が忘れられないと。ここだけでも見てほしい。