ブラスト


矢沢あいの「NANA」は再読しても泣ける。これ、完結するだろうか・・・もはや伝説化している岡崎京子。一方、矢沢あいは彼女自身というより、NANAそのものが伝説化しようとしている気がしてならない。
この漫画、けりをどうつけるのか、レンが死んだとなるともうけりなんてつけようがないなんて気もしないでもないが、やはり、何回読んでもぐっとくるせりふがあちこちにちりばめられている。本城蓮との婚約騒動でマイクを向けられて、ナナがハチに向かって、言うあの一言はもう、かっこいいよね。飼い犬に向かって謎のメッセージとか、わははは。
現実のワイドショーでも誰か、ナナぐらい、面白いこと言ってほしいよな。
ヤスが人の庭あらしてる暇があるんならと、マスコミにびしっと言う場面なんて、ヤス、えらい!と拍手喝さいだわ。
蓮が死んだとき、ヤスがナナにストレートになぐざめる言葉がみつからないというあの一言に、ぐっと涙だ。
ブラストやトラネスみたいなバンド・・・かつてのBOOWYのような圧倒的な人気のバンドでなおかつ、女性ボーカルだよね。こんなバンドがいたら、うん、ツアーはあちこち行きたくなるな。
未完で終わってしまう名作もいろいろあるだろうが、これは完結してほしい。あぁ、ガラスの仮面も絶対ですよ、あれは長すぎるもの、ファンを待たせすきだっ!!