「六月の夜と昼のあわいに」

恩田陸朝日新聞出版。これ、ブックデザインは祖父江慎。カタリココで大竹さんとしりあがりさんの会話の中にもでてきた祖父江さんです。
まずタイトルがひっかかる。昼と夜じゃなくて、夜と昼。プラスとマイナスというところをあえて、マイナスとプラスと言っているかのようだ。
最初のページに擬楽府ーギガフという序詞があり、ここから物語へと誘われる。この序詞は杉本秀太郎
三連からなるこの詞。一連の最後の行だけでも口に出して読んでみてください。面白いから(笑)
ゆびきりげんまん 婚約こんにゃく針千本
[rakuten:book:13187566:image] 
表紙もインパクトある。墨で書いたのかなあ。黒一色しか使ってへんのに圧倒される。ま、黒だからってこともあるかもしれんけど、昼という文字の下にみえるのはLでしょうかね。
秋、9月以降の一箱古本市の予定を知りたい人は、駄々猫さんのブログでまず、おおまかにチェックするといいでしょう。ああ、ここもあそこも行きたいといいたいが・・・