大坊珈琲関連書籍2点入荷

「凍える牙」(乃南アサ新潮文庫)再読。やはりこれ、面白くて一気読みしてしまった。筆力ある物語ってこういうのを言うんだと思う。
ファミレスでウェイトレスにまずは焦点をあてておいて、男性客がいきなり炎上しだすという衝撃の文章で物語を加速させていく。
主人公は女刑事音道。二人一組で事件を捜査するのが鉄則。彼女はよりにもよって到底、話が合いそうにもない中年オヤジと組まされる。ぎっちぎちの男性社会、男性上位の警察。ファミレスの事件に野犬にかみ殺されるという恐ろしい事件が絡んでいく。音道の日常もしっかりと描かれ、女性はそうそう、結局男たちってこうなんだよねとうなづきながらぐいぐいと読めるであろう。

表参道にあった大坊珈琲。大坊珈琲の本が2点入荷しました。