変愛小説集


昨日はこの本をテキストにした読書会が画廊であり、私も参加させて頂きました。海外篇が2冊でていて(パート1は講談社から文庫化)これは日本篇。岸本佐知子編。総勢12名の変愛小説アンソロジー
トップバッターは川上弘美なれど、おいらの一番は村田沙耶香の「トリプル」なのだ。男女二人のカップルが常識とされる世の中だが、この「トリプル」では3人での性行為、恋愛が常識となる。ちょっと現実になりそうでどきっとするようなお話。何が正しくて何が間違ってるのか。本当にそれだけが正しいのか。誰が二人での性行為が正しくて3人だと間違いだと決めたのか。
これがある意味、おお、そうきたかと痛快に驚かされ、しかも一番面白かった。