消えた声が、その名を呼ぶ


映画の券を頂戴したので終わらないうちに行かねばと角川シネマ有楽町へ。
やりきれないシーン、耐えられないシーンが度々出てくる。でもこれ以上なのだ、現実は。映画の中の世界だけならいいのにというようなことばかりである。声を失っても双子の娘を探し出そうと諦めない主人公。チャップリンの映画に皆が大笑いする場面になんだかホッとしてしまう自分がいた。どうして世界は戦争をする?言葉や思想が違えども同じ人間なのに。どうして領地なんてとりあう、何もかも自分のものにしたがる?そんなことをぐるぐると考えたくなる映画。