小暮写眞館

宮部みゆきである。帯に史上最高の物語とある。その人がそうおもったのだからそれはいい。が、私には史上最高とはいいがたかった。確かに面白いのだがいつもの宮部作品のようにノンストップでのめりこむまでの面白さはなかった。文庫で上下2巻なんだけども下巻だけでいいのではと思った。
いつも時間を忘れて読むのに、これは何度も途中で荷造りしたり、アイスコーヒーを飲んだり、コードブルーの動画をみたりと脱線した。
登場人物はどいつもこいつも面白いのに何故だろう。ちょっと登場人物に入り込めなかった。カタカナで書いてあるキャラクターたちに。年かよ、ますぴー。いやいや違うはずだ。ううむ。別に殺人事件とかじゃないから不満というのでもない。宮部さんのものは現代ものでも時代ものでも私はのめりこんできた。なぜか、今回は傑作とまではいかなかった。5年後くらいに再読すればまた違うかもしれない。

30日は押上の甘夏書店でお待ちしています。どうぞ宜しくです。手ぬぐい持参でますく堂の本は古本すべて、100円引きです(当日、会場で買った手ぬぐいでもOK)