カタリココ

あぁ、日記大好きの自分が毎日書いてない・・・ホントになまけもの日記になっている。
いかん、いかん。手帳にも日記をつけているのだが、これも最近、二日分まとめてとか、記憶力ないくせに恐ろしいことになっている。
とどうでもいい前置きはこれぐらいにしてと。
ポポタムさんで開催されたカタリココ。大竹昭子氏×平田俊子。予習しなくてこれだけ楽しいのだから、予習すればどんだけ楽しいことか!
詩人平田俊子。この名前さえ、私は、今回のイベントで初めて知った。オマエ、本当に古本屋やれるの?と突っ込まれても仕方のない位、知識も身長もない。そんなおばかな私でさえ、平田氏の朗読に一目ぼれならぬ、一声ぼれで、買ったのが「私の赤くて柔らかな部分」だ。宮益坂のくだりが最高だ。私はまだ、この小説を読んだことがないのだ、しかも平田氏は小説の冒頭から朗読するわけでも、あらすじを紹介するわけでもなく、いきなり、途中から朗読したのに、面白いのだ。
詩と小説の比較論が面白かった。平田氏は、どこまでも正直に自分自身のために書く抽象的な詩と、一方、小説は人間を書きたいという欲求でやっているという。自分を出す詩と他者を描ける小説。対比するふたつのジャンルをこなせる平田氏はとても器用な人ではないだろうか。大竹氏の写真に対する考えも聞けてこれまた興味深かった。
写真とは何か、写真家とは何かを念頭に置く彼女にとって、写真と作者を切り離して考えることに意味がないのだ。ひとつのことをやり続ける大切さを今日もまた深く考えさせられるトークだ。私は何を続けてこれただろう、何もないではないかっ。詩でも文章でも書き続けるということがまず大事なんだ。