「新宿鮫」

原付の修理代がいたい。サイドスタンドってなんであんなに高いのか・・・
まだ3回しか乗ってないけど、すでに出品したい気分・・・
まぁ、近いとこにバイク屋さんがあってとりあえず一安心。
新宿鮫」(大沢在昌光文社文庫)刑事ものが好きなら、これはいっときましょう。
「相棒」も「あぶない刑事」もコンビだけど、これは、孤立した刑事、通称新宿鮫の物語である。
鮫島が勤務するのは新宿署。この本、片手に新宿を散策するのも面白いと思う。暴力団の挨拶さえも通じない鮫島。そんな鮫島と14歳年下の恋人晶とのからみがたまにでてきて、目が離せない。晶はロックバンドのヴォーカルだが、鮫島と出会った時から、刑事を恐れず、言いたいことは言う。
銃密造の天才、木津を追う鮫島。ラストまで休むのも勿体無い面白さで、進んでいく。
鮫島の上司の桃井というのが、曲者でこれまたいいんだよな。
この文庫の解説は北上次郎。最初に解説を読むと、褒めすぎでしょと思わなくもないけど、読んだ後にこの解説を読むと、うん、その通りと納得する。
鮫島のこの台詞がいい。「法に触れるような悪事をして、それでばれなければ、まっとうな人間だと思っているような奴は全部嫌いだ」