原子怪盗団

「玉川重機展」3日目が終了。盛林堂ミステリアス文庫はやはりすごい。すごすぎる。今日もこれをめがけて御来店のお客様がどか買い。
架空都市ドノゴトンガは昨日今日の2日であっという間に完売し、残るは橘外男の「小説 艶魔地獄」と鷲尾三郎の「妖魔の横笛」のみ。この原子怪盗団が面白くて私も一気読みしたぞな。これ、短編集で先頭バッターが原子怪盗団なんだけど、これだけでも読む価値あり。図書館で夢中で読んだ推理小説、少年探偵団とかを思い起こす本でもある。
これ、絵本というか児童読み物にして挿絵を見開きの片側につけたりしても面白いだろうな。というかそうしてほしい。勿論、絵は玉川先生でお願いします。
まだますく堂に来たことのない方、玉川重機展だけでもいいので見に来てください。今回の個展でチラシにと玉川さんが作った栞とポストカードがもうその辺で配るには余りに勿体ない素晴らしさなのだ。なのでなので、御来店頂いた方、限定で配布中です。どちらも50部限定なので、やばいですよ(笑)このポストカードにも書かれているんだけど
「玉川の中ではまだ終わっていません」というこの一言に尽きるのです。私の中でも草子ファンの中でもまだ「草子ブックガイド」は完結などしてなくて、ただ、残念なことにモーニングでの連載が終了したというだけにすぎない。今回の個展で一人でも多くの人に「草子ブックガイド」という漫画があるということを知ってもらえれば本望であります。
そしてこの漫画は本好きな人だけじゃなくて、本嫌いな人や本はとっつきにくいんだよなあと敬遠してる人にもちょっと本でも読んでみようかと読書の入口の本として手に取ってみてほしい。