チュベローズ座談会

加藤シゲアキ『チュベローズで待ってる』読書会のお誘い」

古書ますく堂にて不定期で実施している読書会、次回は加藤シゲアキさんの『チェベローズで待ってる』(扶桑社)を課題本として開催いたします。

このタイミングでのご案内は、どうしても直近の事件を彷彿とさせてしまうと思うのですが、実際にはだいぶ前からあたためていた企画で、そのきっかけは、この小説が「第8回Twitter文学賞」で第一位になったことでした。
この文学賞は、例年は一位が50票程度で決するという、「良くも悪くも少数精鋭の投票によって成り立っている、知る人ぞ知る文学賞」というイメージだったのですが、今回、アイドルである加藤さんのファンの方々が投票したことで、300票以上の得票を集めるという結果になりました。
では、この「事件」について語りたいのかというと、特にそういう訳ではなく、前々から加藤さんの文筆活動には個人的に興味を持っていました。
「芸能人が小説を書く」ということは珍しくないにしても、加藤さんの文学との関わり方には独自性があるように感じておりましたし、そうした「作者論」を抜きにして作品自体をしっかり読んでみたいとも思っておりました。
そんな加藤さんの本が、毎年楽しみに投票している文学賞を受賞するという絶好のきっかけが出来、「このタイミングを逃したら絶対に読まないぞ!」と、ますく堂常連仲間とも意気投合し、今回の企画実現と相成りました。

当日は、作品についての感想は勿論、「Twitter文学賞」や「アイドルと文学」など、その場のノリで幅広くお話していけたらと思っております。
興味を持たれた方がおられましたら、下記をご一読の上、参加表明いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

開催日時:2018年8月5日(日)14:00スタート(13:30開場、17:00頃終了予定)
場所:古書ますく堂
課題本:加藤シゲアキ『チュベローズで待ってるAGE22』及び『〜AGE32』(扶桑社)
参加条件:全2巻の読了
連絡先:ichizan_1980@mail.goo.ne.jp(担当:益岡)
※会場等の都合により、定員に達しましたら適宜、応募を終了させていただきます。
※この読書会の模様は、文芸同人誌〈ますく堂なまけもの叢書〉として刊行される場合があります。詳細については、参加者の方に別途、ご連絡いたします。