放浪君トーク、やっとの(笑)最終回

放浪書房、BE−PALに掲載されたことがあるそうな。何気に放浪君、新聞などにも紹介されてるんやな。私が思っている以上に有名人やん。
そのうち、情熱大陸で如何っすか?
会場には最年少であろう石英さんの秘蔵っ子やリコシェさんに、やまがら文庫さんも客席にいらっしゃいました。私が知っている方はそれくらいでしたな。
さて、今、使っているあの400冊は入る屋台に変えてから、女性客が増えたという放浪君。一家に一台どうでしょう(笑)
路上でござしいて本を売ってた頃より、かなりおしゃれなディスプレイになったのが原因だろうということだが、放浪君のポップのつけかた、並べ方とかもいいんだよね。書店員が勉強になる屋台なのだ。しかも旅のお供にスナフキン連れてるんだからね、これ、大きいよ(笑)
福井から琵琶湖へ行って、和歌山。そう、和歌山といえばあのお店。井原ハートショップです。「すごい本屋」という本も出されています。私も古本あさるようになって、初期の頃に読みました。まず、このへんとかヴィレバンの本とかで古本の道に入るんだよな(え?私だけか)
その次は大阪。高槻などへ行ったそうな。西成にドロボー市なんてのがあって、どうしても行きたかったという放浪君はそこでいろんなものを仕入れてきたようで、会場は「へんなもんお土産にしてへんやろな」というこわさ半分、どきどき半分の雰囲気に。
しかしまあ、ネーミングがすごいよな。ドロボー市ときたか!まだ上映されてもない映画のDVDがあるとかないとか。裏の世界は裏ですごいぞ(笑)
高槻のキャップ書店でも出店。いよいよ京都へ。コインパーキングで車中泊するときは端をとるべしとアドバイス。京都から鳥取→岡山→境港→出雲大社→神戸という道のり。まだまだ長いでしょ(笑)こんなん、3時間でもたらへんわ。途中、しばしば、「あ、この写真ないわ」なんて言ってた放浪君だけど、こんだけ克明に旅の記録をしゃべれたのも手帳に毎日日記や会計をつけていたからであろう。
以前、岡崎さんとトークしたときに、岡崎師匠曰く「君な、こんだけ面白い旅するんやから、ちゃんと記録しとかなあかん」といったようなことを言われ、放浪君は決意した。
今回のこの面白かったトークも彼の手帳なしには成立しなかっただろう。
鴨川で路上生活もとい、路上販売を始めた放浪君にとって、出発点に帰ってきたのだ。ここでもまた不思議な縁が放浪君を後押ししていく。
京都のエンゲルスガールというレコード屋さんが会ったこともない放浪君に電話で軒下貸してあげるよとラブコール。すごいでんな、ほんまに。
そしてトンカさん、本は人生のおやつさん、いとぽん(この人、関西にも出没してるで!)さんと鴨川で出店。このお嬢さんたち、暑さにまけて、途中で「トミー、もうあきたわ」とおっしゃったとかいう噂もありますが(笑)
さて、京都で悲劇が起きる。トミーの愛車のタイヤが壊れるというアクシデント。まぁ、20万やからね。こち亀の両津みたいなんがこういう時、いるとええのにと思ってしまう。
境港といえば、水木しげるだが、放浪君はこの町はとことん妖怪を盛り上げ、いい意味で悪乗りして、町の活性化へとつなげたのがすごいと評価。町全体に鬼太郎やねずみ男とかがいて面白いのだ。ある場所だけというのではない。町全体で応援しているのが伝わってくるのだ。
和歌山くらいからか、この旅の帰りは(帰りってどこからさ・・笑)高速を使い、関西を走りぬけたらしい。
休憩時間に質問を書くように皆、頼まれたので、私も書いたずら。
一番売れたのはスペクテイターらしい。これ、うちにもあるんで皆さん、宜しく。
放浪君の人生を変えたのが「深夜特急」彼の屋台には必ずこの文庫がある。
一日の最高売上が43000円!ちなみにうちはその4分の1あたりで一日に一万円札が二枚入ってきたことがないので、今年の目標はこの半分をめざして一箱古本市とかも出ているんだが、まだまだである。
全走行距離5200キロ。職務質問された回数3回。
店を出せたのが99日間のうち27日
1日の平均売上高12813.総売り上げはま、オフレコにしましょか。
所持金は79214円残ったそうな。
そして最後はお土産ばらまき大会。どんなものを誰がもらったかは述べませんが、じゃんけんで決めていったにもかかわらず、この人にいくといいなという人にふさわしいものがいったのが不思議。私もいいものを頂きました、謝謝!でも私が一番ほしかったの郵便局のフォルムカードを5枚買うともらえるというあれだったんだよ、放浪君!(笑)じゃんけんに弱い己を呪ったのはいうまでもないな、ワトソン君。
こんなお土産大会までついてたったの500円で聞けたトーク。ちょっと罰当たりのような気もするくらいお買い得なトークイベントであった。帰りにスカイツリーをばちり。まだ上ったことはないねんけど、真下にくることは度々あって、なんか、この角度がいいんだよな。