「ドミノ」恩田陸

最近、恩田陸週間。というわけで「ドミノ」も読了。これも映像化してほしいな。東京駅の本屋さんはこれをどーんと積むべし。物語の舞台は東京駅なのだ。動輪の広場、銀の鈴とかばっちりでてくるぞ。東京駅のために作られた小説なのだ(笑)これぞ、ご当地小説でしょ。
表紙がまた恐ろしく凝ってるし、本文へ突入する前に是非、見返しの東京駅全体図もごらんあれ。
OLでストレスたまってる人、仕事でいけすかない上司が居る人、これよむとよいあるね。すかっとするあるよ(笑)特にP78のあのせりふはここには面白すぎて書けませんので、是非、ご一読あれ。
OLたちがまた濃いキャラばかりであぁ、女優の誰にやらせようかと考えるのも楽しい。うむ、よく考えたら、この小説、女性陣ばかり活躍してるではないか。唯一ではないけど、ピザ屋のあんちゃんがアネさんの命令通り、かっ飛ばして指令の任務をまっとうするとこはかっこいいんだけどね。
読み出すとドミノのごとく止まらない。止まれない。あれもこれもそして子供たちの戦いも始まり(オーデション)と、じわじわっといろんなものが東京駅と集結していくスピード感がたまらず、一気読み。