川口神社にて「なまけもの叢書」発売決定!

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この度、「なまけもの叢書」という文芸同人誌を発行人ならびに奥様、その他、沢山の協力者の皆様のお力で刊行することになりました。
19日の川口神社での古本マーケットで先行発売。以後はますく堂のみの販売。ますく堂が行商で持参する場合もあるかと思います。
郵送も致しますが、手に取ってみてみたいというお方は是非、19日、川口神社にてお待ちしてます。


【創刊の辞】

古書ますく堂は西池袋に店舗を構える、極めて個性的な古書店です。今年(二〇一八年)で開業七年目。昨年には、二度目の転居(つまり店舗としては三軒目)を果たされました。
それまで、スナックや小料理屋を居抜きで使ったユニークな古書店として、知る人ぞ知る存在であった「魔窟」が、今回、史上はじめてカウンターのない、いわば古本屋らしい古本屋に生まれ変わったわけであります。
カウンターのない店舗の自由さに、転居早々、コンサートなど企画してしまう店主の思い切りの良さに乗っかって、ヘビーユーザーと認識されていることをいいことに、私も早速、「読書会」やら「座談会(という名の飲み会)」やらを開かせていただきました。
段ボール箱や、隣の八百屋さんからお借りした野菜運搬用プラスチックケースなどを利用してつくられた即席の会場は、いちげんさんならば間違いなく後退りしたくなるであろう怪しさなのですが、いったん落ち着いてしまうとこれが実に居心地が良いのです。まるで、学生時代の部室のような雰囲気(といっても、個人的には文化部系の部室しか存じ上げませんが)。
「ああ、こういうのいいな」と思いました。こういうところで、小説とか詩とか、ドラマとか映画とか漫画とかアニメとか、なにかしらの、大人になるとなかなか一生懸命話せないことがらについて、同じことに興味のあるひとたちと話せるって、「とてもいいな」と思いました。
〈ますく堂なまけもの叢書〉は、そんな、「古書ますく堂」という名の「おとな文化部」で語られたことを、目に見えるかたちで残したいという思いから生まれた文芸同人誌です。
発行人が企画した読書会や座談会の記録をメインに、関連テーマを扱ったエッセイや論考、掌編小説などを添えて、ボリューム的にも価格的にも手に取りやすい形で刊行していきたいと思います。
お気に召した方は今後とも是非ごひいきに。そして、もしよろしければ、「古書ますく堂」で一緒に遊びましょう! どうぞ、よろしくお願いいたします。

発行人 益岡 和朗